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Last updates: 2002/12/17 (Since 2002/06/27)
Victor InterLink XP MP-XP7210 with Windows 2000 Professional

ASUSが製造、Victorが販売するA5ミニノートPC「InterLink XP」のFAQです。欧州版のJVC Intelligent Officeシリーズ、ASUS S200シリーズを含みます。2002年 6月20日発売のMP-XP7210/MP-XP3210 および 2002年11月中旬発売のMP-XP7220EX/MP-XP7220/MP-XP5220をカバーしています。

MP-XP7230はMP-XP7220に、IEEE802.11b準拠のWi-Fi(無線LAN)インタフェースとダイバシティアンテナを内蔵したものと考えるといいです。ちなみにこのWi-Fiは内部的にはUSB 2.0接続ですので、もしかしたら他社と比べて速度が落ちるのかも知れません。


[2003/05] いわゆる“毒”はだいぶ消しましたが、まだ随所に残っています。基本的に「現状で言われてる不満点」とか「現在の問題(とそのfix)一覧」とかは客観的に見てもそうだったという意味で、残しておいてもいいのかな、と思ってます。一応古いインデックスはここに残しておきます。今回は暫定更新で、5月末くらいに改めて全体的に構成を変更します。・・・いや、というか、手を付けてる時間が全然なかったんだわ。すまぬ。

[外伝] JVCとの闘いの日々・・・ | 古いの | [↑先頭へ] [↓目次へ] [↓末尾へ] [→環境]


クイック リンク: JVC公式アップデート履歴 | InterLink XPの系譜 | キーボードの比較 | InterLink XPの情報源 | 諸注意 | 現在の問題(とそのfix)一覧 | 現状で言われてる不満点 | 人柱向けモニタ情報ファイル(ドライバ)

諸注意

このFAQを閲覧される方々への注意事項です。姉妹サイトにも準じています。

とりあえず、常識の範囲内で利用して。おながいします。

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人柱向けモニタ情報ファイル(ドライバ) 提供開始

InterLinkシリーズのLCDは、「画面のプロパティ」を見ると (規定のモニタ) になっていてるという、割と有り得ない選択(つーかせめてDigital Flat Panelとかにしておきゃいいのに…)なので、適当にでっち上げのドライバを書きました。

メリットとデメリット:
適当です。
公認ドライバでないので自己責任。そのかわりちょっとの自己満足が得られるかも…
とりあえずモニタが正しく認識される
デジタル署名付いてない
それなりに調整されたICCカラープロファイルが付いてくる
ドライバは全手動インストールしなければならない(PnPでは無理です。)
画像ボケボケで使えないと言われつつも半泣きで使っている外付けケーブルでCRTに出力すると、もしかしたら1024x600以上出ないかも知れない(たぶん大丈夫)
PnP IDが分かると、もうちょっとマシなドライバ(とりあえずドライバの更新で入るやつ)になると思いますが、調べてません。分かる人教えてください。
ダウンロード (v.0.02; 2002/11/20)
画面のプロパティ
画面のプロパティ 画面のプロパティ

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InterLink XPの系譜

InterLink XPは複数のチャネルで販売されています。ヨーロッパでの発表がいちばん早く2002年 3月13日 (at CeBIT 2002)、遅れること約1ヶ月後の2002年 4月23日に日本国内でのプレス発表を行い、6月 5日発売の予定が25日にずれ込んだものの、日本とヨーロッパで同時発売、遅れること3ヶ月後の9月上旬、台湾ASUSからS200として発表、ほぼ同時に発売となりました。基本的に各社の役割は以下のようになっているようです。なお、JVCに限っては、BIOS等の重要なアップデートは、販売済みユーザーへの対応よりも、流通在庫や製造中のロットが優先して行われます(既存ユーザーへの提供は最大1ヶ月遅れた前例があります)。ユーザーの不利益や不都合は果てしなく軽んじられていますので、注意が必要です(買ってはいけません)。

企画: JVC/ASUS
設計: ASUS (一部JVC?)
製造: ASUS
販売: ASUSおよびASUSのOEMチャネル (JVC)

なお、JVCはあくまでも「自社企画・設計・製造・販売」ということを押し通したいようですが、ASUSは「JVCとの共同企画であり、設計・製造をASUSが行った」とプレス発表しています。どこまで行っても平行線のようですが、基本的にはEPSON DIRECT等で扱われている他のASUS OEM製品と同等であると考えて構わないようです。

販売元 販売国 名称 通称 型式 発売開始 CPU メモリ HDD OS BIOS 価格
ASUS ロシア S200 S2A ? 2003 ? P!!!-M/866 256MB 60GB (?) WinXP Pro? ???? ????
ASUS 台湾 S200 S2A 2002/09 P!!!-M/800 128MB 20/30/40GB WinXP Home (繁体中国語) 0107 約20万円
日本ビクター 日本 InterLink InterLink XP MP-XP7210 2002/06 P!!!-M/800 256MB 30GB WinXP Pro (日本語) 0110J 約15〜18万円
MP-XP3210 Celeron/650 128MB 20GB WinXP Home (日本語) 約5〜12万円
MP-XP7220EX 2002/11 P!!!-M/866 256MB 30GB WinXP Pro SP1 (日本語) 0200J 約22万円
MP-XP7220 約21万円
MP-XP5220 128MB 20GB WinXP Home SP1 (日本語) 約18万円
MP-XP7230 2003/?? P!!!-M/933 256MB 30GB WinXP Pro SP1 (日本語) ???? 約22万円
JVC EU (ドイツ) Intelligent Office MP-XP7210DE 2002/06 P!!!-M/800 256MB 30GB WinXP Pro (ドイツ語) 0105 約24万円
MP-XP3210DE Celeron/650 128MB 20GB WinXP Pro (ドイツ語) 約19万円
(*1) P!!!-M: Mobile Pentium !!!-M ULV
(*2) Celeron: Mobile Celeron ULV
(*3): 価格は2002年12月(海外版は2002年 9月)現在での日本円での概算。国外製品は諸税を含む。
(*4) MP-XP7220EX/7220: MP-7220EXにはIEEE802.11b準拠のPCMCIA 無線LANカード(Melco inc. WLI-PCM-L11GP同等品; ただしSecurity Lockなし) および 外部ディスプレイケーブルが付属。それ以外は同一モデル。

MP-XP7220/5220シリーズでも、MP-XP7210/3210シリーズでの問題点はすべて引き継がれており、良くなっている点は基本的にないようです(ただし、人によっては冷却ファンが多少静からしい)。

なお、現段階では英語OS、ASCIIキーボードの「米国版」は発売になっていません。ロシア版のASUS S200は、OSはおそらくロシア語版のWindows XPですが、キーボードはASCIIキーボードです。なお、キーボードの配列は、ドイツ語版は日本語106キーに近く、繁体中国語版はASCIIキーボードに近いものです。また、国内でこれらを販売しているチャネルはないため、現段階では現地に行って入手する必要があります。JVCはキーボードにアクセシビリティを持つユーザーのためにも、ASCIIキーボードを販売すべきです。

キーボードの比較

InterLink XP 日本語キー InterLink XPとFIVA 2xxシリーズの日本語キーです。色味が違うのでちょっと違って見えますが、ほぼ同じキーボードです。キーピッチは一緒ですが、[Pause/Break], [Insert], [Delete]の配列が異なります。[Fn]キーでのアクションはまったく同じです。両機種間での移行は、比較的楽だと思います。
FIVA 2xx 日本語キー
InterLink XP ドイツ語キー こちらはIntelligent Office (欧州版InterLink XP) ドイツ語キー、ASUS S200 繁体中国語キー、FIVA 2xx英語キーを比較しています。ドイツ語キーは若干(記号より)文字が多いので多少違って見えますが、おそらくピッチは3者共通だと思います。また、記号の配置がまったく違います。繁体中国語キーは英語キーとまったく同一の記号配置であるため、現状英語キーボードに一番近いのはASUS S200ということになります。
また、InterLink/S200とFIVA 2xxでは、[~]の位置が違います。このため、ファンクションキーの配列が1個分ずれ、FIVA 2xxにはキーとして存在する[Print Screen]が、InterLink/S200では[Fn]キーでのアクションとなります。この影響でInterLink/S200では[Windows]キーが左側、FIVA 2xxでは右側となり、FIVA 2xxでは右[Alt]キーがない配列となっています(ミニノートPCとしては、こちらのほうが自然かも知れません)。
S200 繁体中国語キー
FIVA 2xx 英語キー

どの機種を購入するのが得か?

Mobile Celeronは旧Mobile Pentium !!! (not P!!!-M)とほぼ同等であるため、Mobile Pentium !!!-Mを必須とするアプリケーション(Adobeグラフィックスィート等、CPUの演算補助機能を活用するアプリケーションなど)を多用するわけでなければ、MP-XP7210ではなく、MP-XP3210でも必要充分の性能を発揮出来ます(筆者は7210ユーザーで、いわゆるヘビーユーザーでもありますが、滅多なことではP!!!-Mの必要性を感じません)。また、当FAQに目を通していただければ把握出来ると思いますが、3210と7210の性能差はほとんどありません。

MP-XP7210/3210とMP-XP7220EX/7220/5220で悩むのであれば、USB 2.0が大きな違いなので、手持ちの機器が対応していたり、USB 2.0対応機器で購入検討対象となる周辺機器があるかなどを考慮して決定するとよいでしょう。USB 2.0でUSB 1.x機器を使用すると、機器の動作が遅い(マウスだったらポインタが一歩遅れて動くなど)らしいので注意してください。

MP-XP7220EX/7220/5220の2002年秋モデルでは、ポイント還元率の高い店舗(ヨドバシカメラ、ビッグカメラ、さくらや等の店舗やオンラインショップ; 概ね13〜15%程度の還元率)でMP-XP5220本体とWindows XP Home→Professionalのクロスアップグレードパッケージを組み合わせると7220EX単品より安く購入でき、ポイント還元でメモリ(前述のようなカメラ系店舗では、Micro-DIMMはキャッシュバックという形で割引販売されていることが多い)とIEEE802.11b (Wi-Fi)準拠の無線LANカード(純正同等品であるMelco inc. WLI-PCM-L11GPでも8千円程度)が購入出来るはずです。ここに1万5千〜2万円弱の投資をすると、IBM TravelStar IC25N040ATCS04 (40GB; 4,200rpm)かIC25N040ATCS05 (40GB; 5400rpm)が購入出来るため、結果として1万円程度安価に、スペック的にはMP-XP7220シリーズを上回る性能が得られます。HDD換装が自力で出来る場合、または周囲に詳しい知人がいる場合、この組み合わせがもっとも安価に“最上位”機種を入手出来るパターンだと思います。

# 関東一円であれば、昼飯程度でご相談に応じます。:-) ・・・要望が多ければOFF会等、企画してもいいかも知れませんね。;-)

海外モデルを入手しようとする場合は、現地への渡航費や関税等を考慮する必要がありますし、金額的にも高い買い物になりますが、他にはないという満足感が得られると思います。:-)

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InterLink XPの情報源

今のところ、以下の場所が主な情報源です。

公式サイト:
http://www.asusnb.ru/model_s200.shtml: ASUSが、ロシア法人でもS200を発表。JVC MP-XP*220シリーズとほぼ同様のスペックですが、HDDが60GBになりASCIIキーボードを搭載しています。:-)
http://taiwan.asus.com.tw/notebook/s200/overview.htm: ASUS (台湾) が突如JVCを裏切り「S200」として戌を発売開始!! (リンク先は繁体中国語(台湾語)なので注意) やったー、散々否定しやがってザマーミロJVC(笑)。
# 漏れは何もしていません。間違ってもASUSを嗾けたりなんかしていません。:-p
ドライバ: http://download.asus.com.tw/nb_dl_menu.asp?Status=2&l1=3&l2=21&l3=0&mid=1: ASUSのほうで公開されているもののほうが新しかったり、します。9月16日現在では、VGA, Audio, Modem, ATK0100はJVCのものより新しくなってます。

http://www.jvc-victor.co.jp/interlink/xp/index.html: 日本ビクター InterLink XPシリーズの公式サイト。使えん。全然ダメぽ。ドライバはここ。ちなみに欧州版(サイトはドイツ語)はこっち、ドライバはこれ
公式なFAQ: http://www.victor-service.co.jp/jvc/System/Query/AskFAQ/index.asp?Area=Keywd&Non=24
# ↑ なんかどーでもいいことが多くて、肝心なことが書いてありません。MP-XP7210とMP-XP3210で項目が分かれてて、しかも共通FAQでも別の項目になってるので注意。このASP作ったプログラマ、もうちょっと汎用性考えようよ... つーか役立たないと思うんでこっちの外部リンク見れ。
勝手に公式FAQ検索:
# ↑ 機種名 MP-XP で検索するため、7210/3210ともに検索に引っかかります。
よくあるしつもんとかいとう:
http://winfaq.jp/: あー、Windowsの使い方がどうとか、Windowsの不具合がどうとか、Windows XPが遅いとかっつーフレーム的質問に構ってる時間がもったいないんで、winfaq.jp見て自分で解決してください。Windows XPはWindows 2000に比べて遅くもないし、ツボを心得てれば快適だし、不具合にもきちんと対策があります。そこんとこご了承を。
真・技術系メーリングリスト FAQ: 必見。このサイトのポリシーは、ML以外にも、掲示板、FAQ等全般に言えるはず。
メーリングリスト:
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/5075/
# そこはかとなく、どこかで見たような注意書き・・・。マターリ情報共有で行きたい模様です。
2ch 関連スレ:
[次スレ] Victor InterLink MP-XP その13: http://pc3.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1040128307/l50; 関連どおり現行スレ優先?
[現行スレ] 【ASUS】Victor InterLink MP-XP その12【万歳】: http://pc3.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1038754560/l50
[前スレ; DAT落ち] Victor InterLink MP-XP7210/5220/3210 その11: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor InterLink MP-XP7210/5220/3210 その10: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor Interlink MP-XP7210/3210 その9: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor Interlink MP-XP7210 / 3210 その8: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor Interlink MP-XP7210 / 3210 その7: (ログを見る)
[DAT落ち] 【熱リン】Victor インターリンク MP-XP7210/3210 6: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor インターリンク MP-XP7210 / 3210 その5: (ログを見る)
[DAT落ち] 【マター】Victor インターリンク MP-XP7210/3210 4【リ(i)】: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor インターリンク MP-XP7210 / 3210 その3: (ログを見る)
[DAT落ち] Victor インターリンク MP-XP7210 / 3210 その2: (ログを見る)
[DAT落ち] 【P3】Victor MP-XP7310DE/3210【875g】: (ログを見る)
このFAQの大半は、2ch InterLink XPスレの内容から書き起こしたものです。Special thanks to 2ch InterLink XPスレ住人一同。

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現在の問題(とそのfix)一覧

公式/非公式を含め、InterLink XPに対する問題と修正一覧を示します。上のほうが新着情報です。公式アップデート履歴はこちら (なんで対応完了から公開までがこんなに遅いんだろうね。販売在庫をアップデートするよりも既存のユーザーが優先なの、分かってる?)。

 

[たぶん重要] BIOSが0110Jへアップデート13日の金曜日のアップデートなので、注意が必要かも知れない・・・。という冗談はさておき、起動時/電源状態変化時などのLCD輝度リセット問題の修正、スタンバイ復帰時などに冷却ファン回転数が異常になる問題、TrackPointが効かなくなる問題、イベントビューワにACPI埋め込みコントローラがエラーを吐く問題、新バッテリーへの対応が盛り込まれています。ただし、デュアルモニタ時に不具合が発生するので、該当の方は注意してください。
[!!!!警告!!!!] 外部モニタへの出力を行う方は、アップデートを行わないでください。1,024x768表示が正常に出力できない現象が発生しているようです。 (2002/12/13; 2002/12/14 Updated)

[たぶん重要] INTERJUKE 1.02 アップデートが公開。OpenMG JukeBoxとかとは共存できないのかあ・・・。 (2002/12/06)

[たぶん重要] BIOSが0109Jへアップデート。LCD拡大問題、冷却ファン騒音問題などの諸問題が一挙解消した模様。アップデートと聞くと、いても立ってもいられないナイスガイは今すぐ内容をチェケラ! (2002/08/23)


[特別待遇]↓ ・・・・・・なにこれ...? おっちゃんすんげービックリしたから、特別待遇しちゃうよ(はぁと)。→ BIOS 0110Jでようやく修正されました。

Windows XPでのイベントビューワ - システムに散見されるエラー

んでもってこれは、「イベントビューワ」の[システム]ツリーに大量に生息する特別天然記念物指定の希少種で、なんと“埋め込みコントローラ”という「ハードウェア」が不正なデータ大量に吐いていることを示してイま〜ス。ACPIECはその名のとおり“Advanced Configuration and Power Interface Embedded Controller”でありまして、なんと戌XPの省電力関連制御一手に担う一家の大黒柱なのであリマすネ〜(ハイ、ここで笑い!)。

・・・悲しくなってきたんで閑話休題。ACPI BIOSだけじゃなくて関連ハードウェアまでbugだらけです。こんなヒドい実装はここ数年のPCで見たことがありません。あんたら同人ですか…? いや、同人レベルでなら下にはもっと下がいますが、一応これ社内サークルのお楽しみ企画〜っ☆とかって作ったんじゃないんでしょ? 今まではBIOSやらソフトウェアやらのbugだったから許すよ。バッテリーのUnique IDの使い方が間違ってるのもご愛敬とするさ。・・・でも、ハードウェアくらいWindows Debug/Checked buildとVisual Studio、SoftICE Studioあたり組み合わせて使えば最低限のdebugは出来るっしょ? なんでそんな確認もしないで出荷しちゃう、というか出荷できちゃう神経があるの? 最低限、ACPI BIOSでこのゴミデータ止めてください。 (2002/08/09)

↓ おまけ。acpiecでフィルタかけました。7/20〜8/10までの約20日間、電源入れてる時間はたぶん240〜300時間ほどで、スクロールバーはこんな感じ。

Windows XPでのイベントビューワ - 「acpiec」でフィルタ

とりあえず、現状で言われてる不満点。

とにかく熱い。
とりあえず個人的にはCPUやらHDDやらの総合スペックから考えて仕方ないと思う。ただ、CPUやM/Bの温度が常時60℃付近ってのはやりすぎだと思います。つーかこれだとすぐにダイ逝っちゃいます。一応、P!!!は規格上32℃前後で使うことを推奨されているはずなので、JVCの担当者はそのことを知らなかったのでしょう。:-)
感覚的には、低クロックCrusoeやMMX PentiumのようなCPUに慣れている人には耐えられない熱さだと思います。つーか買うな。
BIOS 0109Jで解消したかも。というか、ファン回転を低速に押さえるように制御されてるんで、逆に旧BIOSより熱いのかも。
ファンの音がやかましい。
まぁ、確かに安物の等速回転なPCファンに慣れている人にはやかましいかも知れない。ただ、ちゃんとセンサ積んでる可変回転なファンなら、音こんなもんよ? ・・・ファミレスで使ってて周囲に迷惑かけるって意味では同意する。
BIOS 0109Jで解消した模様。BIOS 0110Jでさらに対策。
LCD輝度を覚えない。
これは、規格違反をしてでも強攻策で独自実装を進めたがための、単純な実装ミス(単純bug)です。ただ、彼らの高尚な頭には、それが理解できんのです。:-)
BIOS 0110Jで解消。また、最低輝度はLCD OFFではなくなりました。
LCD強制拡大表示機能なんとかしろよ。
一応何とかする気はあるみたいですが、彼ら的には16:9なワイドTVのつもりなんじゃないの? Windows XP起動ロゴが横拡大表示されてるの見て「うぉ、よそのメーカーにはこんなカッコいい表示ないっすよ」とかさ。:-p
BIOS 0109Jで解消したよん。
スタンバイ時にUSBデバイス挿抜で復帰すんじゃねえ。
JVC公式見解では「USB Forumが定義している公式仕様」だそうですが、仕様書にはどこにもそんなことは書いてありません。もしかして、IBM PC/AT規格の電源S/Wとか、Microsoft PC99規格のOn-Now機能と勘違いなされているのではないでしょうか。
アナウンスが遅い。客をナメている。
これは、そう思う。バッテリーやオプション類が1ヶ月以上発売延期になっても何のアナウンスもなし。規格として間違っていることを具体的根拠を挙げて指摘しても「それはそういう仕様なんです」の一点張り。コンピュータメーカーのやることじゃないです。
・・・つーかアレだ。ちんけな潰れかけの弱小家電メーカーがVHS規格作ったのはあぁ確かにすごいよ。でもな、時代はDVDなんだよ。磁気メディアに未来はないの。いつまでも過去の栄光にすがりついて殿様商売するな。
(主にハードウェア/ソフトウェア解析者のみなさんから) ココの実装方法が間違ってるぞ。これ使い方違うぞ。 etc...
・・・知らなかったんでしょう。初心者なんだから優しくしてあげようよ。:-)
BIOS 0109Jで解消した部分あり。・・・USB絡みの一部の問題は、な。
(主にハードウェア解析者のみなさんから) 実はASUS製じゃねぇかゴルァ。
・・・見なかったことにしましょう。あまりイジメると可哀想なんで。:-)
(主にFIVA 2xxシリーズのファンの方々から) キーボードそのままパクってんじゃねぇかゴルァ。
・・・だから、それは言わない約束なんだってば。

・・・良くも悪くも、家電メーカーの作った「パソコン」(← これは蔑称です)です。それを許容できない人は素直にSONY VAIO SRXシリーズなりC1なりU1なり、ThinkPad s30/X24シリーズなり、Panasonic R1シリーズなりを買ったほうがいいよ。Dell Inspiron X200とかSAMSUNG Q10もいいかも。


[重要] スタンバイまたは休止状態から復帰した際、特定の条件下で時計が狂う問題があるような気がしますっつーかそういう報告が散見しています。たぶん、日付をまたぐようなスタンバイ(23:00〜01:00まで2時間とか)を行ったときに狂っている感じです。WinXPだとNTPサーバーに時刻照会を1日1回程度で行う機能が備わってるんで、割と気付かないかも知れません。イヒっ (2002/08/10) ← Windows XP SP1で解消された模様

時計狂って困ってるヤシ、これ使っちくれぃ

# タスクに登録して、「システム起動時」「ログオン時」に登録しとくと、スタンバイ復帰時とかにも実行される(ただし、スタンバイ復帰時のパスワードロックが有効な場合ね)ので(公衆ネットワークに繋がってれば)便利かも。

[重要] CC Converterが1.03にアップデート。「管理者以外でログオンするとエラーメッセージが表示される問題」への対処ですが、そもそもこれは「Designed for Windows XP」ロゴ取得要件への違反となります。M$に密告すれば、おそらくJVCはWindows XPのOEM認定を取り消されますが、どうしますか? 報告します? してみます? 個人的にはいっそこの会社、認定取り消されちまったほうがいい気がする。あ、そうそうJVCさん。ハードウェアの確認にWMI使ってますけど、使い方間違ってますんでインストーラ直してください。ちゃんとMSDN Library Apr. 2002にサンプル付きで書いてあるよ。あと、WinXP向けアプリケーション/ドライバは慣習としてWin2kで動作しなきゃいけないっての、知ってます? (2002/08/07)

[前進?] そういえば、1,024x600以下の画面解像度で、常に画面全体に拡大されてしまう問題(4:3画面を常に16:9で表示してしまう問題)、BIOSアップデートで対処する気あるみたいだよ。OEM元のASUSに直接ゴルァしたのが効いたかな? :-p ← BIOS 0109Jで解消されますた。 (2002/07/31, updated 2002/08/23)

[問題解消?] Linux/*BSD上のX11で、案の定1,024x600が動作しないようです(Video BIOSもACPI BIOSも腐ってやがる…)。・・・助けて戌飼いたがってたたくろー(他力本願)。 ← 2002/08/02頃のドライバで解決されてるみたいです。 (2002/07/31, updated 2002/08/09.)

[解消] 大容量バッテリー等、7月中旬予定だったオプション類が、どうも7月下旬に遅れているようです (問屋筋に出荷情報が入っていないため、少なくとも今後2週間は店頭に並ばない)。 ← と書いたのが新暦上の七夕の日です。未だ公式回答はありません。しかもキャリングバッグの不祥事だけはまともに発表してやがります。・・・ビクターさん、バカヤローっ、出来もしねぇスケジュールまともに公表してんじゃねぇよ。こちとら遊びで使ってるんじゃねぇ! デカバが7月中旬には出荷されると明言したお宅の営業の言葉を信じて買ってるんだタコ!! バカヤロ、大容量バッテリー発売されなくてバッテリー持たなくてこっちは客先で実際困ってるんだぞ?! ズルズル予定延ばして発表先送りしてノラクラやられて、あとからゴメンナサイ言われても、頭で理解できても心情的には納得できるかーっ!!! ← 公式に「謝罪」したみたいです。デカバ8/10発売だってさ。いい加減、家電メーカーの考え方ヤメロヨ。 (2002/07/07, updated 2002/07/31, updated 2002/08/09.)

# ↑ 赤字部、特に下線部を各社サポートダイヤルへのクレーム電話の際に応用いたしますと、もれなくブラックリストに載れるという特典が付いてきます。ご利用は計画的に。:-p

[割と重要?] USBポートにHID (Human Interface Device) デバイス (キーボードやマウスなど) を接続していると、スタンバイ時などにこれらのデバイスが動いてしまうと、スタンバイから復帰してしまう問題があるようです。 (2002/07/20) ← 考えようによってはUSB抜き差しでスタンバイから復帰するから便利だよ。 (2002/07/31)

[問題] Victorさん、いい加減ASCIIキーボード出しませんか? 親指シフトを出せと言ってるわけじゃないし、キーボードのベンダーには該当モジュールがばっちり存在しますし、難しくはないと思うんですが…(笑)。つーかそもそもこの配列、カシオオリジナルよ? その辺分かってる? (2002/07/20)

[重要] 現在販売中のロット全体に、画面表示に関する問題があります。この問題はBIOS 0106Jで解決されました。詳しくは こちら をご覧ください。 (2002/06/27, updated 2002/07/20)

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目次

# FreeBSDレポート、そろそろ着手しないとなぁと思いつつなかなか進まない罠。戌関係サイトが他にもあったら気軽に教えてくださいな。

  1. この機種の特徴は?
  2. "HIS MASTER'S VOICE"...?
  3. MP-XP7210とMP-XP3210の違いは?
  4. システムリカバリーについて
  5. インジケータについて
  6. バッテリーについて
  7. キーボードについて
  8. ポインティング デバイスについて
  9. CPU (Mobile Pentium !!!-MとMobile Celeron) について
  10. 冷却機構について
  11. 画面表示について
  12. メモリについて
  13. Video chip/VRAMについて
  14. サウンドについて
  15. SDスロットについて
  16. HDDについて
  17. HDDの換装について
  18. 純正互換のFDDについて
  19. 純正互換のCD-ROMドライブについて
  20. 内蔵HDD以外からのブートについて
  21. ASUS PC PROBEを使いたい

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この機種の特徴は?

特徴として以下のものが挙げられるでしょう。

# 菊川怜タン (;´д`)ハァハァ はネタですが、標準添付の壁紙に特製ピンナップが2枚、公式サイトから追加の2枚とスクリーンセーバー2種がダウンロードできます... MP-XP*220シリーズの発売でさらに2種ずつ追加されて、合計8つ追加ダウンロードが行えます(藁)。

# Direct3Dですが、動きは悪いわけじゃありません。むしろノートとしてはかなり優秀です。詳細はこの辺で。

# ASUSTeK製というのを公言してしまうかしてしまわないか迷いましたが、各種の問題はJVCが悪いわけではないと言うことで一応。縦599ピクセル問題も結局はASUSが7月 5日に対策完了、JVCが2週間近くかけてテスト(何をテストしたんだろう?)して7月19日公開、だったようで…。

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"HIS MASTER'S VOICE"...?

Victorロゴの "HIS MASTER'S VOICE" ですが、「蓄音機から聞こえてくる、亡きご主人の声を聴く犬」だそうです・・・。名前は「Nipper」と言います。

HIS MASTER'S VOICE

© JVC, VICTOR COMPANY OF JAPAN, LIMITED.

# 首かしげてるのは姿が見えないのを訝(いぶか)しがってるのか...?

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MP-XP7210とMP-XP3210の違いは?

大きく分けて以下の違いがあります。

MP-XP7210は超低電圧版 (ULV) Mobile Pentium !!!-M 800MHzを搭載した最上位モデルです。30GBのHDDを搭載し標準のOSはWindows XP Professionalです。基本的にMP-XP3210の機能はすべて踏襲していますが、バッテリー持続時間が30分ほど少なくなります(この差はCPUの消費電力の違いから起こります)。

MP-XP3210は、超低電圧版 (ULV) Mobile Celeron 650MHzを搭載した下位モデルで、HDDを20GB、OSをWindows XP Home Editionにし、IEEE1394端子を省いた廉価版となっています。

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システムリカバリーについて

リカバリーCDは添付されていません。添付されるCD-ROMは「アプリケーションCD」(プリインストールのNorton AntiVirusおよびPIXELA ImageMixerなどが入っている)のみです(Windows XP CD-ROMは添付されていないので注意)。また、ドライバ類は C:\PnPDrvrs (ハードウェア絡み, これ (53.4MB)) や C:\DRIVERS (CC Converterなどのソフトウェア絡み, これ (13.8MB)) に入っています。

リカバリーは起動時のPOST中に[Alt]+[F8]を押すことによって、HDDの隠し領域(実際には2GBほどのFAT32)に書き込まれたリカバリープロセスが起動し、処理を行うようになっています。このため、Windows XPの「ディスクの管理」で表示される「不明な領域」を消すと、リカバリーは出来なくなりますので注意してください。

なお、このリカバリー機構は、Windows 98 Second Editionのリアルモードをベースに、PowerQuestのDrive Imageを応用しているようです(そのうち解析します)。

・・・とか書いてたんですけど。やっちゃマズいかも。と言いますのは、Microsoft Windows XP OEMの使用許諾契約書(EULA)の112行目あたりに以下のような一文がっ。

 ・バックアップ コピー
本製造者が、本コンピュータについて物理的媒体 (例、CD または分割され
たハード ドライブ) 上に本ソフトウェアのバックアップ用の複製物を含め
ていない場合、お客様は本ソフトウェアのバックアップ用の複製物を 1 部
に限り作成することができます。また、お客様は、そのバックアップ用の複
製物を保管し本ソフトウェアを復元して本コンピュータに再インストールす
るためにのみ、そのバックアップ用の複製物を使用することができます。本
契約書で明示的に規定されている場合または法律によって認められる場合を
除き、お客様は、その他の目的に、本ソフトウェア(本ソフトウェアに付属
の印刷物を含みます)の複製物を作成することはできません。お客様は、CD
またはバックアップ用の複製物を他のユーザーにレンタル、リース、貸与ま
たは譲渡することはできません。

戌の条件にばっちり該当しちゃいます。・・・ということをMSの方とHDDからのリカバリに関してやりとりしてて指摘されました。なので、「リカバリ領域から内容を吸い出してCD-Rに焼いてリカバリCDを作っちゃう」方法を公衆送信することはEULA違反となり、摘発対象となるとのことです。やべぇ、解析したけど公開しなくて良かった・・・。

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インジケータについて

本体にはCaps Lockや電源の状態を把握できるよう、インジケータLEDが内蔵されています。種類によって2ヶ所あり、以下のように表示されるようになっています。

[F10]〜[F12]の上部付近: インジケータ その.1
SDカードスロットの状況/NumLockの状態/CapsLockの状態/ScreenLockの状態
 
本体右側スピーカーの下部付近: インジケータ その.2
電源の状態/内蔵バッテリーの状態/外付けバッテリーの状態/HDDのアクセス状態

# 電源を切ってACアダプタも抜いていると、こんな部分にLEDがあるとは想像できないので、最初は割とビビりました (笑)。

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バッテリーについて

バッテリーは本体内蔵の「ビルトインバッテリー」と、外付けの「標準バッテリー」が同梱されています。7月以降に外付けの「大容量バッテリー」が発売になる予定です。また、バッテリー稼働時は外付けバッテリーから使用開始され、AC稼働時は容量の少ない方から充電開始されるようです。なお、各バッテリーの稼働時間は以下のとおりです。

  ビルトインバッテリー 標準バッテリー 大容量バッテリー
MP-XP7210 2.0時間 3.5時間 7.0時間
MP-XP3210 2.5時間 3.5時間 7.5時間

JEITA測定法でも実際の稼働時間にはほど遠いので、上記はメーカー公称値です。実際には上記値の75%くらいで考えておいたほうがいいでしょう。あー、実稼働データとしては、ビルトイン + 標準バッテリーでの稼働で3時間ほどです。

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キーボードについて

106キーボード準拠の日本語84キーです。CASSIOPEIA FIVA MPC-2xxシリーズと同じものです(コネクタ部分が異なる形状のため、共用は不可)。

現在、海外ではヨーロッパにてドイツ語モデルが販売されており、アメリカへの進出をもくろんでいるという噂があります。つーかとっととASCII配列のキーボード、オプション販売しろよ。← FIVA 2xxとまったく同一の会社のモジュールなんで、製品としては存在するはず。

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ポインティング デバイスについて

IBM TrackPoint IVをOEMされています。・・・が、キャップはIBMと共用ではありません。FIVA 2xxシリーズの緑 (または205K限定のピンク) のキャップが共用できます。

標準で入っているドライバ2.18だとポインタの感度が著しく悪いです。これは最新のドライバ 3.05などを使用することでかなり改善できます(ライセンス違反となるため、直リンクはしません。自己責任でどうぞ。: ftp://ftp.ibm.co.jp/pub/pccsvc/thinkpad/1ig406jp/)。

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CPU (Mobile Pentium !!!-MとMobile Celeron) について

Pentium !!! (およびPentium !!!から派生するCeleron)は、デスクトップ向けのラインアップはIntelの製造ラインから既にフェーズアウトされており、現在はMobile版しか供給されていません。

Mobile Pentium !!!-M ULV は旧 Mobile Pentium !!!と比較して、プロセスルールが0.13μとなり、FSB速度 133MHz、2次キャッシュ 512KBと拡張されており、Pentium !!!のスーパーセット的な位置付けにあります。また、可変クロック技術であるSpeedStepに加え、CPU未使用時に電力供給を押さえるDeeper Sleepが搭載されています。

現行のMobile Celeronは、プロセスルール 0.13μ、FSB速度100MHz、2次キャッシュ 256KBとなっており、MP-XP3210に搭載されているMobile Celeron ULVは、旧来のMobile Pentium !!!とほぼ同等です(Mobile Celeronにはクロック周波数を可変させるSpeedStepが搭載されていない点を除く)。

参考表:
  旧Mobile Pentium !!! Mobile Pentium !!!-M ULV 旧Mobile Celeron Mobile Celeron ULV
プロセスルール 0.18 0.13 0.18/0.25 0.13
FSB速度 100MHz 133MHz 66MHz 100MHz
2次キャッシュ 256KB 512KB 128KB 256KB
搭載技術 SpeedStep Ex. SpeedStep/DeeperSleep ---- DeeperSleep

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冷却機構について

CPUを冷却するため、冷却ファンが内蔵されています。排気口は本体左側面です。また、吸気口は本体底面に集中しています。回転速度は可変であるため、ファンの音が一定しないことが一般的です。また、今まで使用した感触では、「ローカルにインストールしたMicrosoft SQL Server 2000へ30,000件以上のクエリ(データの要求)を投げる」とか、「Microsoft Access XPで、1GB以上のデータベースを整理させる」とかでない限り、回転音が耳障りに感じられる最大回転速度(と思われる)まで達したことはありません。

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画面表示について

東芝製の8.9-inch 低温ポリシリコンTFT液晶(東芝製PCをはじめ、FIVA 2xxシリーズやLOOXなど採用例は多い)で、32-bit color 1,024x600という変態解像度です。・・・が、注意事項として640x480, 800x600と言った表示が画面全体に拡大(いわゆるScreen Expansion)されてしまい、これを切る(画面中央などに正しいドット比率で(小さく)表示させる)ことが出来ません。 Screen Expansionの有効/無効はBIOS 0109J以降で選択可能です。また、1,024x768などの画面の表示範囲を超える画面領域も表示不可能です(仮想スクリーン機能を搭載していない)。自分の使用方法をよく考えた上で検討したほうがいいでしょう。

# FIVA 10x スレ推奨されたんだけど、「VD」という仮想画面アプリケーションが割と使える感じです。LCD自体の解像度を超える解像度が表示できないことに関して、こういった回避方法で満足できるのであれば、割と幸せなタイプかも知れません。:-)

なお、現在売られているロットには致命的な欠陥があり、画面の表示領域の最上部1ラインが表示されず、1,024x599の表示になっています(LCD出力が1ドット上にずれているため、(0, -1) x (1024, 599)という出力になってしまっている)。この点について何らかの公式アナウンスがあるまで、気にならない方以外は購入をもう一度よく検討しなおしたほうがいいかも知れません... 公式回答というわけではありませんが、サポート筋から「現在対策を検討中」との回答をいただいています (この問題は7月12日に公式発表されました)。

# テストプログラムを作ってくださった方がいらっしゃいます。詳細はこちらで。

# もしかして800x600とかでは起こってない...?

上記問題を解消するBIOSアップデータが 7月19日に発表されました。ダウンロードはこちらからどうぞ。なお、JVC推奨のWINFLASHでは現在のBIOSをバックアップできませんが、FDDなどでDOS/Win9xのリアルモードをブートできる方はASUSTeKのAFLASH (2.06以降)を使用するとバックアップを取ることが出来ます。[参考(?): J10105J.ROM ← 自己責任で。]

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メモリについて

本体内蔵メモリは128MBで、MP-XP7210には128MBの増設メモリが取り付けられて、MP-XP3210には増設メモリを取り付けずに出荷されています。両機種とも最大メモリは384MBとなっていますが、これは増設メモリモジュールが現状256MBのものまでしか製造されていない(実際には少数製造されているが、日本では売っていない)ことが原因で、将来的にこれ以上の増設が可能となる可能性が濃厚です(BIOS的には1GB overを認識するっぽい)。

増設メモリはいわゆるMicro-DIMMで、他のノートPCで一般的な144-pin SO-DIMMではありません。またPC133対応である必要があります。

Victor 推奨メモリとしてTranscend製のメモリが挙げられていますが、このメモリは発売になっていない模様です。ヨドバシカメラをはじめとする数店ではMelco inc. (BUFFALO)のMS133-256M/MS133-128Mを推奨されます(筆者はMS133-256Mを使用中)。← Melco inc. MS133A-256M/MS133A-128Mは使えないから注意な。

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Video chip/VRAMについて

ChipsetであるSiS 630STの内蔵ビデオ機能を使用しています。DirectX 8.1 (DirectDraw/Direct3D)に対応しています。VRAM機能を本体搭載メモリであるSDRAMの一部を使用して実現するため、3D性能はそれほど高くなく、ほぼnVidia RivaTNT2相当とされています。3D Mark 2000のDefault Benchmarkで16-bit color時、1024x600ではMPXP-7210/3210ともに1290前後、800x600で(同じく)1500前後出ます。両機種で数字が変わらないので、ほぼ完全にSDRAMの速度に足を引っ張られていると思われます。

VRAM容量はBIOSで2/4/8/16/32/64MBが指定可能ですが、容量を変化させることによるDirect3Dレンダリング速度の向上はありません(VRAMを多く必要とする一部アプリケーション向けの機能と考えてください)。8MB以下に設定すると、画面描画が追いつかなくなりますので注意が必要です。

で、実際の使用感ですが、Direct3D系だと、Microsoft Dungeon Siegeは800x600 16-bit colorでふつーに動きます。Microsoft Flight Simulator 2000も800x600 16-bitで遊べる感じ (= どこでも飛べます)。ただ、Microsoft Flight Simulator 2002のような最新鋭ビデオカードをバリバリにアツくさせる (要するにnVidia GeForce 2クラスでは厳しい = GeForce 3Ti/4クラスを要求する) ようなゲームには不向きです。DirectDraw系へ行くと、これはもう普通に動いちゃいます。KEY Kanon/AIR、age 君望、minori Wind あたりは全然OKです(← 何なのか分からない場合は気にしないように)。

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サウンドについて

SiS 630ST内蔵のSiS 7018 Wave (AC97準拠、Sound Blaster 16互換)を使用しています。本体にはステレオスピーカーを搭載しています。また、ヘッドフォン出力端子/マイク入力端子をそれぞれ1つずつ持っています。

CC ConverterはJPOPや洋楽には一定の効果が認められますが、Country系などになると逆効果かも知れません。内蔵のヘッドフォン出力端子にはかなりノイズが載っています。また、SpeedStepが有効な電源プロファイルを使用していると、再生している音声にノイズが載る可能性があります。電源プロファイルを「常にオン」に設定するなどで対応してください。

音質にこだわるなら、SONY PCGA-JRH1などのUSB音源を使ってください。ちなみにCC Converterはシステム ドライバとして組み込まれており(ON/OFFも可能)、出力先の音源には依存しません。

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SDについて

Ricoh製SDコントローラを搭載しており、SDカードを読むことは出来ますが、SDIO機能には対応していません。ソフトウェアによる将来的なアップグレードもおそらく不可能です。

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HDDについて

隠し領域のリカバリー領域が2GBほど、Dドライブが5GBほど、Cドライブが残り(MP-XP7210は20GBほど、MP-XP3210は10GBほど)となっています。

MP-XP7210のHDD領域のイメージ

ちなみにCドライブ/Dドライブ両方ともにFAT32でフォーマットされています。理由としては、両機種でリカバリープログラムは同一ながらも、Windows XP ProfessionalなMP-XP7210はともかく、Windows XP Home Editionを採用したMP-XP3210ではNTFSにするメリットが多くない(暗号化やアクセス権限などのNTFSの主要機能が利用できない)ことが考えられます。

ちなみに標準のHDDはIBM製なので、IBM alphaWorks製ユーティリティ「PowerBooster」を使って、消費電力を抑えることが可能です。

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HDDの換装について

HDDは2.5-inch 9.5mm厚のものが採用されています。

筆者はIBM IC25N040ATCS04 (IBM 流体軸受けタイプ 40GB 4,200rpm)を使用しています。他にTOSHIBA MK4019GAX (東芝 流体軸受けタイプ 40GB 5,400rpm)への換装が成功したとの報告があります。

ただし、東芝、日立製等のドライブは品質が均一でないため、個体差で起動電力が足りずスピンアップに失敗し、本体が起動しなくなる等の障害が発生する可能性があります。可能であればIBM TravelStar 30GN以降の製品を使用することをおすすめします。

なお、HDD換装のためには、本体をほぼ完全に分解する必要があります。ネジの種類も多く、分解に関する知識も必要であるため、おすすめはしません。

# どうしても分解したくてしたくてたまらないヤツ、ここ見れ(thanks to ヨシヲ さん)

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純正互換のFDDについて

Y-E DATA FlashBuster-UがビクターにOEMされています。このため互換品を使用してUSBブートが出来ます。筆者はTOSHIBA DynaBook SS 3480に付属のUSB FDDを使用しています。また、FlashBuster-Uと互換性のあるTEAC FD-05PUBのOEM品なども起動可能だと思われます。

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純正互換のCD-ROMドライブについて

Panasonic KXL-830がビクターにOEMされて純正CD-ROMドライブとなっています。このため、PCMCIAによるブートではKXL-830系のCD-ROMドライブが使用できます。筆者はCASIO MPC-142CDDを使用してWindows 2000 Professionalをセットアップしました。

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内蔵HDD以外からのブートについて

内蔵HDD以外では、以下の機器からブート可能です。

USBポート:
Y-E DATA FlashBuster-U互換のFDD (USB CD-ROMドライブ, USB HDD等不可)
PCMCIA:
Panasonic KXL-830互換CD-ROMドライブ (その他のCD-ROM/DVD-ROMドライブは未確認, Flash-ATA系のPCMCIAカードでの起動不可)
Network:
INT18互換のネットワークブートを搭載している模様 (http://www.sis.com/support/driver/630lan.htm あたりにBoot ROMあり)

いわゆるPCMCIAブートは搭載していません。PCMCIA CD-ROMドライブでの起動は、BIOSが、PCMCIAに接続されたCD-ROMドライブをプライマリIDEチャネルのスレーブ ドライブとしてエミュレーションする設定のようです。

USB FDDでのブートに関しては、特に設定は要りません。事前に接続しておけば、FDDから起動できます。

PCMCIAでのCD-ROMブートに関しては、起動時のPOST段階で[Alt]+[F2]を押してBIOSに入り、[Advanced]の「PCMCIA Locked for CDROM」を Enabled に設定する必要があります。また、[Boot]の「ATAPI CDROM」の順番を、少なくともHDDより上位に設定してください。

# IEEE1394ブートも、ちろっとBIOSコードを見る限りは、たぶん載ってません。

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ASUS PC PROBEを使いたい

ASUS製PCなので、ASUS PC PROBEは基本的に使用可能ですが、BIOSがJVC向けにカスタマイズされているため、動作しません。この場合は台湾ASUSで公開されているBIOS 0107以降を使用してください。

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Windows XP SP1でVisual Styleを変更する

変えるはこれ

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HTML 4.01 TransitionalだとDTD宣言していますが、全然 Valid HTML 4.01 Transitional なHTMLじゃありません。:-p

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